今年の女子パイプラインプロ

昨日パイプラインで「Pipeline Women Pro 2010」が開催された。 サーフィン部門がスタートしてから5回目で、残念ながら今年は私のサーフィンするロングボード部門はなかったのだけれど、これは私の一番楽しみにしているイベント。 なのでコンテストディレクターに直接お願いをして、「エクスプレッション・セッション」という、ショータイムのようなものをサーフィンさせてもらえることになった。 今年は不況と悪天候が重なり、コンテスト会場はかなりバタバタ・・・戦わないし、心と時間にも余裕があるのでお手伝いすることにした。 私の仕事は選手がチェックインし、スコアを集計するビーチマーシャルのアシスタント。この大会では1年に1度だけ会える友達が多く、特にこの席にいるとさらに沢山の友達と再会できて楽しかった。 毎年会えてかなりうれしいお友達の一人は、ジャミリア・スター。 ジャミリアは私のアイドル。 ジャミリアはビッグウェーブサーファーガールのパイオニア。ハワイに来たばかりの頃、この写真↓を見て以来、自分の限界が押し上げられた。 今ではこの倍以上の波に乗っているからスゴイ・・・イメージとは裏腹に、とってメローでフェミニン。 たまにノースショアで会うと「ピンボウル(ワイメアのインサイド)行かない?」と誘ってくれるのだけれど、そんなに危ないサーフスポットにサラッと誘ってくれる女の子はきっとジャミリアだけだと思う。 2年前に息子を出産し、彼の名前はあのビッグウェーブサーフスポットで有名なワイメア。さすがジャミリアらしい。 今年のパイプラインはサイズも小さく、岸で割れるかなり厳しいコンディション。小さいといっても、セットで頭半はあった。 ジャッジ席からの眺め。 ボディーボードのジャッジングには疑問の声も上がっていたけれど、実はジャッジはボディーボードの先駆者であるベン・シーバソンだった。 とってもカジュアルスタイルなコンテストだったけれども、ここにいるジャッジはトリプルクラウンも手がけるASP公認ジャッジ。 一日中見ていても波はイマイチ。なのでエクスプレッションセッションはキャンセルしてもらった。 戦いモードでなくコンテスト会場にいる時ってとっても気楽で、いろいろなことを観察して、より吸収できて楽しい。 試合前の選手のモードとか、試合後の選手のボディーランゲージとか、勝ち上がって一緒に喜んでいたり、負けたときには励ましあったり、それでも次のヒートでは戦い合ったりとか、ものすごいドラマがいっぱい。 残念ながら今年は競技できなかったけれど、とってもいい経験だった。 来年に備えてがんばろーっと。あと350日☆